JINA食堂-みんなあがいん-
あがいんのこども食堂はなぜ始まったの?
2019年1月。
当時「ATELIER JINA(アトリエ ジーナ)」としてお母さんの居場所つくりをする活動していた富樫と、自身もハンドメイド作家兼お母さんたちの活躍の場を作るために活動していた「Amarachi(アマラチ)」こと髙橋が、長い冬休みの間、こどもたちのためにあがいんの場所を借りて始めたのが「JINA食堂ーみんなあがいんー」でした。
自由来館できる児童館がない富谷。
暑い日も寒い日も、行く場所が無くていつも公園にいる子どもたちがいました。自身もこどもがいる二人のママの呼びかけで、子どもを連れて沢山のお母さんたちが集まって最初の参加者は60人からスタートしました。
フードバンクとしての事務所機能しかないあがいんに、お母さんたちが包丁やボールを持って集まり、調理台が無いので卓球台を調理台の代わりにみんなで料理を作ったのが始めです。
こども食堂で必要な生鮮食品は、通常のフードバンクの活動で集まるものとは全く別です。
最初はスーパーや知り合いのつてを頼り、飛び込みでこども食堂で使用する食料を貰えないか奔走しました。
その中から近隣の生花店「グリーンステーション」さまより野菜を、お肉の卸しをしている「高平精肉店」さまよりお肉をご協力頂けることになり、そのうち農家の方や自家菜園でお野菜を作っている方などからもお野菜などが頂けるようになり、こども食堂としての基盤が出来ていきました。
「こども食堂マジックが起きる」
こども食堂では度々「こども食堂マジックが起きる」と私たちは言っています。
お家だと食べない野菜をお代わりしたり、お家だと手伝わない子がお手伝いをしてくれたり、月一回のこども食堂を楽しみにしていて「ディズニーランドより楽しい」と言ってくれる子どもたちがいます。
こどもたちには三つの間が必要だと言われています。
仲間、空間、時間
私たちのこども食堂は、子どもたちが信頼のおける仲間に出会える場所であり、楽しく過ごせる空間であり、みんなで共有できる楽しい時間を提供できる場でありたいと思っています。